こんにちは。SEOクローラー君(@seo_crawlers) です。
今日は、ヘルプフルコンテンツアップデート(以下、HCU)の勝者と敗者を比較し、
HCUに基づいた打つべき施策を考えていこうと思います。
- ヘルプフルコンテンツアップデートとは何か?
- HCUの勝者と敗者の違い
- HCUに対応したSEO施策
ヘルプフルコンテンツアップデートとは
ヘルプフルコンテンツアップデートとは、訪問者に満足されるコンテンツを高く評価するシステムを導入したアップデートのことです。
コアランキングシステムに導入され、順位にも大きく影響があることから、
SEOerにとっては非常に重要なシステムとなりました。
余談ですが、サブディレについてもしっかりと書かれています。
またこのサブディレに関するセクションが追加された背景を考えれば、サブディレ検知を回避する施策も打てますよね。
ポイントは「如何にルートが運営していると見せるか?」というところだと思います。
すでにやってる企業さんもいますが、ルートにサブディレのリンクを設置する。とかですね。
メインサイトまたはサブドメインで第三者のコンテンツをホストしている場合は、Google が生成するサイト全体のシグナル(コンテンツの有用性など)にそのようなコンテンツが含まれる可能性があることをご理解ください。そのため、そのコンテンツがメインサイトの目的から大きく外れている場合や、厳重な管理またはプライマリ サイトの関与なしに制作されている場合は、Google によるインデックス登録をブロックすることをおすすめします。
Google 検索のヘルプフル コンテンツ システムとウェブサイト
ルートが運営しているように見せる観点で言うと、ルートとサブディレのテーマが違うことも、
よくないんじゃないかなーと思ったりしてます。
ヘルプフルコンテンツアップデートで重要な点
ヘルプフルコンテンツアップデートで重要な点は、ヘルプフルコンテンツシステムは役に立つコンテンツと立たないコンテンツを自動で判別する分類器であり、サイト全体に適用されるランキングシグナルで、重みづけがあるという点です。
つまり、HCUのフラグをGoogleは持っていて、そのフラグが立ったサイトは、ヘルプフルアウト領域に分類され
結果としてSEOの評価が落ちると言うことでしょう。(妄想ですw)
さらに、重みづけもあるという点から「役に立たないコンテンツが多いサイトほどシグナルが強くなる」ということも
わかります。
ヘルプフルコンテンアップデートで打つべき施策でも紹介しますが、上記の重みづけの観点を考えると
役に立たないコンテンツは削除して、シグナルの強さを弱めた方が良い。ということになりますね。
ヘルプフルコンテンツアップデートの勝者と敗者の特徴を比較
勝者の特徴 | 敗者の特徴 |
---|---|
各セクションにアクセスしやすい クエリに対する回答がすぐ分かる 独自視点の意見が入っている ユーザーに役に立つ位置でCTAが設置されている 信頼できるソースへの発リンクがある | KWの詰め込みすぎ 意味のない長文コンテンツ コタツ記事 CTAの過剰設置 サイト内に役に立たないコンテンツが大量にある |
分析方法ですが、ahrefsを使って、ヘルプフルコンテンツアップデート(2023年9月以降)に流入を伸ばしているサイトと
流入を落としているサイトを分析しました。
N数が少なくて恐縮ですが、上記のサイト以外も分析する限りは、HCUで勝ったサイトの方がむしろ少ない所感でした。
ですが、SEOはゼロサムゲームなので、トラフィック単位ではなく、KW単位で見れば、勝者は多く見つかります。
ヘルプフルコンテンツアップデートで打つべき施策
- 役に立たないコンテンツは記事ごと削除する
- サイトの各セクションへのアクセシビリティを上げる(ページ内リンクの設置)
- クエリに対する回答をできるだけ早い段階で提示する
- 検索エンジン向けのSEOコンテンツは辞める(KWの詰め込みすぎ、意味のない長文コンテンツ)
- 主観調で独自の意見を入れる(私は〜だと思う)EEATの経験を押し出すにも使えます
- クリックされていないアフィリエイトリンクやCTAは削除する
- 権威性の高いサイトや信頼性の高いサイトへ、意味のある形で発リンクをする
- 役に立つってGoogleはどこで判断してるのか妄想してみる(機械学習で判断しています)
以上が、ヘルプフルコンテンツアップデートで打つべき施策のまとめです。
SEOに取り組む皆様に、少しでもお役に立てれば幸いです。
コメント